今回は以前投稿したこちらの動画についてまとめ・補足をしていきます。
天体における「土星」とは何か?
西洋占星術で重要視される「土星」について詳しく解説していきます。
キーワード
- 制限
- ブレーキ
- 苦手意識
- 課題
- 葛藤
- トラウマ
- 整える
- 年長者
- 責任
- 義務
- 仕組み化
- 厳格
- 野心
公転周期と1つのサインの滞在期間
- 公転周期 約29年(この期間で12サインを1周する)
- 1つのサインに約2年半滞在する
土星の公転周期から読み解けるのは、「どこにどんな課題がやってくるか?」
トランジットの土星がどのサイン、ハウスにいるか?で読んでいきます。
例:トランジットの土星が牡羊座にある場合、土星は「制限や苦手意識」を表し牡羊座は活気や情熱、始まりを表すので「何か始めることへの抵抗感」「純粋さや情熱への抵抗感」などと考えます。
また、トランジットの土星が2ハウスにある場合、「金銭面」や「自分の才能への自信喪失」などと読むことも出来ますね。
↓その他のサイン、ハウスの場合どうなるか、以下のページを参考に考えてみてください♪↓
ディグニティ(品位)
ディグニティ(品位)とは主に古典占星術で用いられ、天体がどのサインにいるか?で天体の力がどのように発揮されるか、というもの。
支配星(ドミサイル):山羊座、水瓶座
ルーラー。土星が山羊座、水瓶座にあるとき、土星はありのままの力を発揮することが出来る。
山羊座の土星はルールや仕組みを管轄し、水瓶座の土星はコミュニティ形成時の思いや価値観の一律さがイメージです。(基本的な価値観の土台のもと、自由が成り立つイメージ)
高揚の座(エグザルテーション):天秤座
土星が天秤座にあるとき、月は良くも悪くも強まる。
天秤座は法律などを示すサインなので、ルールを示す土星の力が強まります。
障害の座(デトリメント):蟹座、獅子座
土星が蟹座、獅子座にあるとき、土星の力が過剰になります。
蟹座は家の中、獅子座は劇場を表すとしたらそこにルールは多くない方が過ごしやすく楽しみやすいでしょう。
転落の座(フォール):牡羊座
土星が牡羊座にあるとき、土星の力が弱まります。
牡羊座は勢いの良さを表すサインなので制限やブレーキを表す土星が牡羊座にあるとなかなか始めるのが億劫になったりします。
年齢域
- 55〜70歳
木星期で広げてきたことを仕組み化したり、シンプルにしたり削ぎ落としていく。
また、取り組んできたことの結果が出てそれが評価されたり、ステータスになる時期。
土星のサインやハウス、アスペクトを読むことで55〜70歳の頃、どんな様子なのかが読める。
例:咲名の場合、土星2ハウス水瓶座で太陽10ハウス天秤座とのソフトアスペクトがあるので、スマートに人と関わりながら(天秤座)結果を出したい!(10ハウス)という目的(太陽)を果たすために、客観的な視点で(水瓶座)才能を(2ハウス)鍛え直す(土星)というイメージ。
逆行
公転周期の影響を受け、実際に逆行しているわけではないが逆行しているように見える現象のこと。
- 約1年に1回
- 約4〜5ヶ月続き、開始と終了する頃が特に影響力強め
具体的に何が起こるか?
- 計画通りにうまくいかない
- 義務感を普段より強く感じやすい
- 健康的な面でのトラブル(特に骨や歯)
- 普段よりも物事を厳しく判断してしまう
- 圧迫感によるストレスを感じやすい
逆行は悪いことだけじゃない
- 責任感を強く意識することで身が引き締まった
- 仕組みや計画の見直しで予定よりも良い結果になった
- 今までの体調面を振り返り、健康をより意識するようになった
など、土星逆行で起こったことが自分にとって大切なタイミングになることもあります。
土星逆行だったからこそのタイミングもあるので咲名個人としてはあまり気にしないで自然のリズムに任せて過ごすのが良いのではないかと思っています。
サインで分かること
- どういうことに苦手意識を感じるか
- 抵抗を感じやすいこと
- 自分の課題は何か?
- 欠点
- 積み立てていくべき土台となるところ
- 制限をかけやすい部分
例:咲名の場合、土星水瓶座なので「人と違う」ことに葛藤を感じる。幼少期から変人扱いされることが多かったので、みんなと馴染むには?をよく考えていた節があるが今は「この個性が良いんじゃ!」と思えるようになった。
↓その他のサインの場合どうなるか、以下のページを参考にしてください♪↓
ハウスで分かること
- 遅延して発達してくるポイント
- 進んで取り組むべき課題
- 苦手意識を感じる分野
- なるべく自分が避けたいもの
- 自分の成長に必要なテーマ
- シンプルに整えるべきもの
例:咲名の場合、土星2ハウスなので金銭的に苦労しやすいのと、お金を使うことに抵抗を感じやすい。
しかし土星は課題なので、お金の使い方やどうお金を稼いでいくか?は取り組んでいかなければならない。
↓その他のハウスの場合どうなるか、以下のページを参考にしてください♪↓
まとめ
いかがでしたか?
今回は「土星」について詳しく解説していきました。
他の天体についても解説していますので是非こちらの記事も参考にしてくださいね。